インフレで、食品をはじめ多くのものが値上がりを続ける中、このゴールデンウイークは近場で過ごす人が多いとテレビ等が報道している。これまでと同じ生活水準で、従来以上に費用がかかり、一方収入が値上がりに対応して増えていない場合、費用を抑える行動をとることは、自然なことだろう。
収入・支出を見える化してみる
四季のある日本では、その昔収穫がない冬を越さねばならず、また冷夏で作物が不足する状況に対応する等、人々は先々を考えながら生き抜いてきた。だから貯蓄意識が自然と受け継がれてきたのだと思ったりする。日頃の生活感覚から節約する、或いは家計簿等の客観的なデータを確認して節約する、節約に至る経路は人それぞれだろう。ここでは「収入、支出、残となる貯蓄」をイメージとして表してみた(注1)。
どう考え、また何をするか、しないか?
貯蓄から投資へと言われ、多くの情報が発信されている。別の言い方をすれば、資産形成をする場合、たくさんの方法があるということだ。より充実した人生(おおげさかもしれないが)を考えたとき、何が大切なのだろう。或いはどこを検討すればよいのだろうか。その対応は、人それぞれだとしても、考える主体性を持つこと、自分でコントロールすることが、より重要になる。人に任せるところ、自分で考えなければいけないところを考えてみてはどうだろう。インフレ、株の乱高下、ネガティブなニュースも多い昨今、どこに取り組むのかあらためて考えてみる良い機会ともいえる。
どのテーマで取り組めばよいだろうと具体的に決められない時は、日本FP協会が発行している「くらしとお金のワークブック」が参考になるかもしれない。
くらしとお金のワークブック ~FPと考える生活設計~ | 日本FP協会
注意:自らの経験から記載しています。投資を薦めるものではありません。投資は自己責任でお願いします。
注1: 貯蓄を4つに分けている点、日本FP協会「くらしとお金のワークブック」で資金を4つに分類することを提案しており、参考にしています。
コメント
いつも拝読して参考にしております。
お陰様で資産の洗い出しをし、AIチャットの力も借りて現状と見通しを確認し、為替の不安はあるものの少し安心しているところです。部屋の片付けと同じで、整理することは大事ですね。
金勘定が苦手で、これから勉強しても追いつく自信もなく。FPに有償で相談するのも敷居が高く、つい銀行担当頼りになってしまいます。
今後大きな出費の予定はなく、病気に備えた保険にある程度入っておりますので、ほどほどの運用でイレギュラーがなければ老後の資金は大丈夫かな?そう思うともうこれ以上、資産運用には欲を出して時間を費やさなくてもいいかな?と思ってしまいます。
他山の石さんは、これまでの成功や失敗を踏まえて、ご自身の今後の展望をどのように考えておられますか?
これからも楽しみにしております!
青でこびん様
コメントありがとうございました。ブログをはじめて半年。お役に立てたことがあれば幸いです。過去の成功や失敗を振り返ると、禍福は糾える縄の如しをあらためて感じます。資産に限らず、人として成長していければと考えています。