とりとめない話㉙ 損得勘定(感情)

とりとめない話

 うまくいかなかった時、その状況の表現を変えるだけで、気持ちが救われる時がある。損したと思う時は特に。

交通違反

 昔北海道を車で旅行した時、見通しの良いまっすぐな道を走っていた。畑の中の道、遠くに交差点が見えたが、左右からの車もない。畑の中である。そのまま横切った。しかし、そこには一時停止の標識があり、また風景にうまく溶け込んで小さな小屋があった。その小屋の影からパトカーがでてきて、しばらく後をついてきた。スピードを上げるまで待ったのではと思う。

郵便局でかけられた言葉

 確か罰金を7000円程支払った。郵便局の振り込み手続きで愚痴をこぼすと受付の若者は、でも良かったですね。皆さんスピード違反で1万円以上は納めますよ。少ない方ですとにこやかに言った。その言葉に不思議に自分は得をしたのだと救われた気持ちになった。まったく、なんてこった。

想いはめぐる

 大切なことは、交通ルールを守ること。そして事故につながるような行動をしないこと。あらためて認識したのだから良かった、と言い聞かせてみた。しかし、やはり悔しさは残る。だいたい見通しが良く、車も人もいなかったのだ。今後だってないような所だろう。罰金のため、税収増のための場所としか思えない。とうつうつする。そして、自分は納税に貢献した点で良かったとおかしな優越感に浸る。とりあえず一時停止は無視してしまったものの景色を見るため、スピードを上げなかったおかげで、7000円程で済んだ。ここで繰り返しになる(自分に言い聞かせる)、損得ではなく、大切なのは安全な行動と。

損得勘定(感情)ではなく大切なことは

 日本FP協会の「くらしとお金のワークブック」では、自分の未来を描き、それにどれ程の費用がかかるのかを見積もるところから始まる。お金は夢(或いはその人がしたいこと)を実現するためのあくまで手段である。たくさん貯めれば良いというものでもないし、もちろん、無駄に使って良いものでもない。大切なことは、その人が考える人生を生きていくことだ(大げさすぎる?)。ここに焦点をあてて考えるべきだけれども、株価の動き、損得にどうしても心が奪われることが多い。さすがに今罰金を悔やむことはないけれど、悔やむ性格の自分は今もいる。そして投資の名のもと、投機に走り出そうとする時がある。投資が投機にならないよう日々、長期・積立・分散の大切さを自分に言い聞かせる。投機をした後に今回は学んだのだ、等といったセリフを吐かないように。

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