情報が身の回りにたくさんあふれていても、関心がないことで入ってこないことは多々ある。そして、少し注意を向けたとたん、至るところから目に入りはじめる。そんなテーマに相続があった。
相続時の問題
縁起が悪い、また俺、私に死んでほしいというのかなど、亡くなった際どうするかの話は簡単ではない。病気で入院でもすれば、お医者さんには症状から余命がわかるようになっている病気もあるようだ。しかし、誰もが標準パターンをたどるわけでもない。やはり死は突然背後からやってくると考える方が無難だろう。
予定をたて、準備するというわけにもいかない死。何もしないことで生じる不具合が、新聞や雑誌他でとりあげられている。財産全体がわからない(どこに預貯金の口座があるのか)。暗唱番号がわからず、パソコンやスマホにある情報がとれない等など。さまざまある問題の中で、「相続」が相続人どうしで争う「争族」になるケースが言われるようになり、また増加傾向にあるという。
遺産をめぐる争いはドラマになりやすく、古くなるが「犬神家の一族」は大ヒットした。映画やテレビドラマの例もあり、争いがあるのは莫大な遺産がある場合と想定される。しかし、最近の争族はむしろ少額で発生しているとのこと。その原因は、家族や親族間でのコミュニケーション不足と専門家は述べている。
どう対応するのか
高齢化社会を迎え、相続される人も、相続する人も共に高齢になるようになっている。死について、できるところから話をしていくことが大切。その方法にエンディングノートを利用すると良いとのアドバイスがある。死んだらどうするということから話すのではなく、これまでのこと(どんな子供だったか、何が好きだったか他)。今のこと(かかりつけ医、資産状況他)。そして、これからのこと(終末医療、エンディング他)を考え、ノートに記載し、さらに共有していく。エンディングノートについては、役所でも無料で配布している。
エンディングノート

もらってきて、見てみた。簡単なようで、なかなか書けない。そして、忙しい日々、それは置きっぱなしになった。時間があっても向き合うのをためらう。専門家のアドバイスは、何度でも書き直せばよいので、思ったように、できるとこから気軽に書くと良いと。まずはそのアドバイスに沿ってはじめてみようと思う。


コメント