直接資産形成とは関係ないのですが、まわりまわって関係があるかもという話を、少々自虐も含めて紹介します。
そのアドバイス必要か。
海外に行き、現地に住む知人と食事を一緒にした。その後カジノに行こうと誘われた。正直気乗りはしなかったが、拒絶する程でもなく、他にする希望もないので行ってみることにした。カジノはそれが初めてだったかもしれない。知人はすぐにポーカーのテーブルに。自分はカジノに興味はなく、中をぶらついた。歩き回るのに飽きて戻ると真剣にカードをする知人がいた。帰りの車の中で、カジノに臨む際のアドバイスがあった。カード、またこうしたギャンブルでは熱くなっていけない。冷静を保つことが大切だ。負けた時には、決めていた損失で撤退することが大事。途中から私にではなく、自分に言っているのだなと気づいた。いくら損したのかは聞かなかった。
アドバイスの適否
確かに冷静さを保つことは大切だ。しかし、このアドバイス自分には必要なかった。なぜならギャンブルをしたいと思わず、今後もいくこともないだろうと思ったから。こうしたアドバイスを必要とするその人のあり方こそ私にとって最良のアドバイスに思えた。思い出したことがある。学生時代にサークルの先輩に連れられ、初めて府中競馬場に行ったとき、最初のアドバイスは帰りの切符を買っておくことだった。
ギャンブルをしないまじめな性格と言えるか。思い出。
ギャンブルを好まないのはまじめだからではない。子供の頃に経験した痛みが今も生きているのではと思っている。ほしい景品に熱くなり、マシンにお金を入れてはダイヤルを回した。結局財布のお金がつき、ほしい景品は手に入らなかった。友人達はジュースを買って飲み始めたが、自分は買うこともできない。飲まないのと聞かれ、喉が渇いていないからいいと答えた。小学校の2~4年生の頃の話。熱くなる気質、ギャンブルを好む気質は内にある。株に投機したこともそうだ。投資と投機が隣り合わせの資産運用、怪我をしないように気をつけないといけない。熱くならないことが大切だ。でもそんなアドバイス、誰も必要としてないか。
追記 子供の時、皆がおいしそうに飲むジュースを平然と眺めるのはきつかった。この経験は、その後に生きる何よりの勉強だった。友達の一人が飲み切れず、残り飲まない?と聞いてきた。飲めないなら飲んであげると答えて、ボトルを受け取った。子供ながらにもあった小さなプライド。しかしおいしかったな。それは顔に出さずにに飲んだ。
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