他山の石になる② 投資のつもりが投機に。

他山の石

 教育はとても大切。しかし、それを実感するのが、学んでおけばと後悔した時だったりも。金融教育を学ばないことで失敗、七転び八起した経験をせめて「他山の石」にできればと思いました。

投資のつもりが、投機になっていた!

 リスク資産に資金の一部を移し、普通預貯金以上の収益を狙う投資。どのように投資するかは人それぞれだろう。その当時必要と考えて、投資信託を購入した。しかし、10年以上もリスク資産に投じたにもかかわらず、普通預金と変わらない結果に。何がいけなかったのか。勉強不足と「欲」だろうなー。

当時の話

 当時流行っていたBRICSテーマのアクティブファンドを購入した。新興国への投資、長年持てば、かなりの額になると期待した。最初は、投資できる資金の1/4を投入した。すると半年もせず1.5倍になった! 全ての資金で購入しておけば良かったと思い、すかさず残り3/4も投入した。結果はどうなったか?どちらかというと下がり傾向で推移。何年経過したか、リーマンショックがやってきて、投じた資金は約6割減少、つまり最初の半分以下になった。その後10年程かけて元の金額に戻ったので解約した。投資信託を10年以上持ち、ほとんど利益無しだった。
注:BRICS ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ

対応策案(もって玉をみがく他山の石になりましたか?)

余裕資金で投資信託を購入したのは悪くはないだろう。しかし投資のつもりが投機になった要因を考えると、

  • ライフイベント表やキャッシュフロー表又は相当の計画がなかった。
  • その結果、収益目標、その基準がなく、利益への期待ばかりが強くなった。
  • そして、どう分散・長期に積立していくか検討せず、はやりのテーマに飛びついた。
  • 一度に投資信託を購入した。価格が低い時は、より多く買い、高いときは少し買うドルコスト平均法をとらなかった。
  • 元金に戻ったところで売るという一般にしないように注意される対応をした。

 そうは考えたものの、運の悪さが重なったと言いいたくもなる。ただ、新興国だけに、一度に投資した時点で投機性があった。その当時は特に投機をしているわけでもないと思っていた。すべきは、基本的な教えを守るだけだった。新興国のみでなく、先進国を中心に分散する。そして長期に積み立てていく、それだけで2008年のショックもうまく乗り越えられたのではと思う。

注意:自らの経験から記載しています。投資を薦めるものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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