直接資産形成とは関係ないのです。まわりまわっても関係ないかなと思われます。が、もしからしたらと・・・・・・。
忍者屋敷 前回
さまざまな物に溢れ、一般にはゴミ屋敷と呼ばれる家。足元に注意しないとつまずき、上に注意しないと、洗濯物に顔をなでられ、それを忍者屋敷と呼び変えて、挑むことにした。前回は玄関にあった机を移動させて、風が入ってくるようになったことを紹介した。
今回は台所に挑む話
よく紹介されるような洗われていない食器がたくさんある、ということはなく、この点では清潔で救いがあった。何が問題なのか。物が多いのだ。
そこにあったもの
現在多くの食品がパックに包装されて売られている。そのプラスチックのパッケージは、時に美しい形のものもある。サラダ、カット果物、お刺身、うどん等の包装容器。こうした容器が洗われ、たくさん積まれていた。
一次処分と大喧嘩
不要なパックをPE袋に入れると、大袋6袋になり廃棄した。と大喧嘩になった。主の言い分。「これは使用しているもの。勝手に捨てるな。お前が住んでいるのではない。そんなことをするなら、もう来るな。」
経過と考察
こうした喧嘩が何度も繰り返され、数年が過ぎていった。自分も少しずつ考えが変わっていった。
- 確かに手軽に利用できる。利用して廃棄するなら(そう言っていた)便利かもしれない。でも洗ってまた利用するなら、食器の方が良いのではないか。
- それでも捨てない、普通の人にはゴミ。主にとってはお宝か?心が満たされていないことで、貯めこむなら、そこを解決しないといけないだろう。確認する必要がある。
事態にどう対処するか、でなく、どうしてそのような事態になるのか、について考える事に気づいた。
コミュニケーション
- 私 「大切にしているものを勝手に捨てるのはよくない。一般にはゴミ。とっておくのは、とても大切なお宝ということ?。この光沢、肌ざわり。ここを愛でている?もしそうなら、廃棄はせず、大切に扱わないと。」
- 主 「ばか言うな。使ってそのまま捨てられるから利用しているだけだ。」
- 私 「それなら、なんでこんなにあるの。それに使って捨てるならともかく、また洗っているではないか。」
冷静に話を始めたが、だんだん腹がたってきて、ひどい言葉を口にし始めた。自分を制御できなくなる。もらった高価であろう壺には埃がたまり、一方安物のカップは洗われ、光り、積み重ねられている。安物のカップがお宝で、ときめきを感じ、たまってくると、なんとなくうれしい、というならそれもよい。人それぞれだからだ。でもそれを否定するなら、やっていることを全く理解できなくなる。コンビニのつけそばを食べたことがある人ならわかるだろう。小さなカップがついている。それが洗われ、積み重ねされ、30cm程の高さになり、2束もあった。と思ったら食器棚にも、もう一束。悲しくなった。主は捨てることにやむなく同意した。やむなくだ。心からではなかった。
解決は遠かった
さらに怒りがこみ上げたのは、その後である。また同じ状況が再現したのだ。プラスチック包装容器のゴミがしばらくすると以前と同じように出現した。
- 歴史は繰り返す? 繰り返さないが、ゴミは貯まる。-
考察2
主のどこかにストレスがあり、そしてプラスチック容器を貯めることの喜びがあるのだろうか。預貯金を貯まるとうれしいように(その効果は全く違うが)。その根源は何なのだろう。
私の成長
このストレスがたまる状況は、自分を磨く、試練なのだ。今忍者屋敷でサバイバルをしている。できていることもある、と慰めた。そう慰め、前を向いた自分を褒める。ただいつもよりお酒を飲まずにはいられない。
- 美しい状況を期待するのではなく、そこそこで良い。
- パックを貯めこむことが好きな主に寄り添い(腹立つが)、継続して清掃する。そして少し残すようにする。
- コミュニケーションは大切だ。いつか忍者屋敷から抜け出すために。
- 自分が主の年齢になった時、同じことをしないための勉強、機会なのかもしれない。自分に言い聞かせる。
どうな状況にあろうと、忍者屋敷で自制心を保つ訓練をしているのだ。つづく(本当は終わらせたい)。
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