とりとめない話⑧ 忍者屋敷に挑む

とりとめない話

 直接資産形成とは関係ないのです。まわりまわっても関係ないかなと思われます。が、もしからしたらと・・・・・・。

忍者屋敷と呼ぶ

 その家を普通に歩くと、何か物、かごやペットボトルにつまずく。それで下を向いて、注意して歩くと、下げた洗濯物や服がペロリと顔をなでる。とてもストレスがたまる、そんな家を一般にはゴミ屋敷と言うようだ。しかし、それではあまりに悲しく、いたたまれない気持ちになる。そこで、忍者屋敷と呼ぶことにした。不思議なことに同じ家なのに、ゴミ屋敷と呼ぶと気持ちが萎え、忍者屋敷と呼ぶと挑戦したい気持ちが湧いてくる。
 - 言葉の使い方はとても大切だ -

美から醜への変化

 建築したばかりの時は、とても美しい、木の香りがする和風の家だった。どうして、変わってしまったのか。

背景のひとつに

 何年前だったろう、世の中では断捨離がはやり始めた。そして現在は断捨離しすぎた話が紹介されたりもしている。断捨離は大切と思う。ただそれができない人もいる。理由の一つに、物への執着心がある。なぜそこまで執着するのだろう。理解できる部分(自分にも捨てられない時がある)と全くできない部分がある(そこまでとっておくの?)。その忍者屋敷にあったもの、本来なくても良いのだが、その居座る物との取り組みを記したい。

玄関にあった物

 忍者屋敷の玄関は、もし靴を履くのに、腰かけたとすると5人は横並びできるスペースがある。なのに、一人しか通れない状況になっていた。どうしてか?そこには壁際に本棚があり、そして捨ててよい机があったから。そこは玄関で書斎じゃないのに。

どう解決したか

 わけのわからない状況の中、冷静に考え、対処する術は見つからなかった。感情的にただ叫んだ。「なんで広い玄関で、二人がくっつきながら、すれちがわないといけないのか?」ただただそう叫んだ。心からの叫び。しばらくして、主は机を別の場所、納戸へ移動した。捨てるまではいかなかったが、玄関にスペースができた。
 - 理性で解決できないときもある。ただ叫ぶばかり -

これから

 少しだけだが玄関がすっきりした。しかし、解決したわけではない。机は廃棄されたのではなく、移動しただけだからだ。忍者屋敷の通路が少し開いた。これから日々新しい風が入ることを祈りたい。


つづく(しかない)。

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